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2013オークス。注目ディープインパクト産駒、アユサン、デニムら4頭の取捨は?

今年のオークスの注目はやはりまずディープインパクト産駒。
桜花賞でアユサン、レッドオーヴァルが1,2着を占め、別路線の一番手となるフローラSもデニムアンドルビー、エバーブロッサムが1,2着となりオークスに駒を進めてきました。
昨年のオークスもジェンティルドンナ、ヴィルシーナとディープインパクト産駒の1,2着でしたし、今回はこのディープインパクト産駒4頭に注目してみましょう。

まずは桜花賞1,2着のアユサンとレッドオーヴァル。過去10年の桜花賞連対馬のオークスでの成績を見てみます。

桜花賞連対馬のオークス
馬名 桜花賞 オークス
13 アユサン 7人気1着
13 レッドオーヴァル 2人気2着
12 ジェンティルドンナ 2人気1着 3人気1着
12 ヴィルシーナ 4人気2着 2人気2着
11 マルセリーナ 2人気1着 1人気4着
11 ホエールキャプチャ 1人気2着 2人気3着
10 アパパネ 1人気1着 1人気1着
10 オウケンサクラ 3人気2着 3人気5着
09 ブエナビスタ 1人気1着 1人気1着
09 レッドディザイア 2人気2着 2人気2着
08 レジネッタ 12人気1着 5人気3着
08 エフティマイア 15人気2着 13人気2着
06 キストゥヘヴン 6人気1着 2人気6着
06 アドマイヤキッス 1人気2着 1人気4着
05 シーザリオ 1人気2着 1人気1着
04 ダンスインザムード 1人気1着 1人気4着
04 アズマサンダース 7人気2着 3人気8着
03 スティルインラブ 2人気1着 2人気1着
03 シーイズトウショウ 13人気2着 12人気12着

やはり桜花賞での連対馬はオークスでも安定して走っていて、大きく負ける事は少なくなっています。
ただ桜花賞で連対した事で人気も当然集める形になりますので、ある程度好走はしていても人気よりも着順を落としたという結果はいくつか出ていますね。

まずアユサンの方ですが、この馬は桜花賞を7番人気で勝っています。桜花賞は堅い決着が多く、過去10年で人気薄で勝ったと言えるのは08年レジネッタと06年キストゥヘヴンに2頭だけになります。
この2頭はオークスではそれぞれ3,6着と悪くはありませんが連に絡むことはできませんでした。
ジェンティルドンナ、アパパネ、ブエナビスタと二冠牝馬もこのところ多く誕生していますが、アパパネ、ブエナビスタは阪神JFも勝っていて桜花賞、オークスとも完全に迎え撃つ立場でしたし、ジェンティルドンナも牡馬相手のシンザン記念を勝つなど、桜花賞以前にその素質は見せています。
それらの二冠を達成した馬たちから比べると、桜花賞が初重賞勝ち、7番人気での勝利となったアユサンは少し厳しいデータになります。

レッドオーヴァルの方は桜花賞を1,2番人気で連対した馬と見れば、オークスは最低でも4着という事になります。
ただこの形からオークスで3,4着したのはマルセリーナ、ホエールキャプチャ、アドマイヤキッス、ダンスインザムードとなり、2400はちょっと長かったのかなという印象を受ける馬が並びます。
逆にオークスでも連対できたのはジェンティルドンナ、アパパネ、ブエナビスタ、レッドディザイア、シーザリオ、スティルインラブになりますので、主に距離適性から現時点でのレッドオーヴァルを見るとどちらかと言えば前者が近いのかなという印象はありますね。

続いては、デニムアンドルビー、エバーブロッサムのフローラ組です。
過去にフローラS連対からオークスに挑んだ馬の成績を見てみます。

フローラS連対馬のオークス
馬名 フローラS オークス
13 デニムアンドルビー 1人気1着
13 エバーブロッサム 2人気2着
12 ミッドサマーフェア 1人気1着 1人気13着
12 アイスフォーリス 2人気2着 9人気3着
11 バウンシーチューン 9人気1着 5人気17着
11 マイネソルシエール 15人気2着 16人気12着
10 サンテミリオン 1人気1着 5人気1着
10 アグネスワルツ 4人気2着 8人気3着
09 ディアジーナ 2人気1着 3人気5着
08 レッドアゲート 1人気1着 2人気6着
08 カレイジャスミン 6人気2着 14人気15着
07 ベッラレイア 1人気1着 1人気2着
07 ミンティエアー 4人気2着 3人気4着
06 ヤマトマリオン 10人気1着 9人気13着
06 ブロンコーネ 8人気2着 12人気16着
05 ディアデラノビア 2人気1着 3人気3着
05 レースパイロット 1人気2着 4人気9着
04 メイショウオスカル 5人気1着 9人気13着
04 グローリアスデイズ 3人気2着 5人気14着
03 シンコールビー 14人気1着 9人気3着
03 タイムウィルテル 3人気2着 6人気15着

桜花賞組と比べて明らかに分が悪いのは仕方がありませんが、勝っているのは10年のサンテミリオンのみで、2着も07年ベッラレイアの1回だけとなっています。
フローラS2着からは、3着2回が最高となっていて、エバーブロッサムには苦しいデータとなりますね。

デニムアンドルビーもデータからは厳しいのは変わらず、サンテミリオンこそいるものの、ベッラレイアが2着している07年は桜花賞1,2着のとダイワスカーレットとウオッカがオークスには出ていませんでした。
サンテミリオンの場合はフローラSは1.9倍、フラワーCで1.6倍というオッズが示すように、早くからオークス候補として注目されていた存在でした。
ベッラレイアについてもデビュー2戦目で牡馬相手の2200mすみれSで3着と好走し、フローラSでは1.8倍という人気で勝っています。

デニムアンドルビーのフローラSも非常に鮮やかな勝ち方だったのは間違いありませんが、サンテミリオンやベッラレイアの同時期と比べると実績不足は否めません。
そういった意味では昨年のミッドサマーフェアの例もありますし、心配の方が先に立ってしまいますね。

ただだからこそ未知の魅力もあり、カワカミプリンセスのような例もあるにはあります(こちらフローラSではなくスイートピーSですが)。

データとして見ればデニムアンドルビーは厳しくなりますが、突破できるデータもないわけではないというところですね。
凱旋門賞への登録も済ませたようですし、陣営としては大きな期待をかけている馬ですし、やれる可能性は十分にあります。
相当強い馬だと考えるならもちろん買いですが、相手関係からこの馬を押し出して選ぶような形だと危ないかも、という感じですね。

と、いうことでまとめてみると、主力になる4頭のディープインパクト産駒は意外とどの馬も不安があるという事になります。
でも、どちらかと言えばやはり桜花賞組のアユサン、レッドオーヴァルを素直に信用した方が良いというデータですね。

最後に、まとめては見たもの2世代分だけでは使いようがなかったディープインパクト産駒のオークス成績も置いておきます。

ディープインパクト産駒のオークス
馬名 オークス 前走 前々走
12 ジェンティルドンナ 3人気1着 桜花賞
2人気1着
チューリップ
2人気4着
12 ヴィルシーナ 2人気2着 桜花賞
4人気2着
クイーン
2人気1着
12 キャトルフィーユ 7人気14着 忘れな草
1人気1着
フラワー
4人気5着
11 マルセリーナ 1人気4着 桜花賞
2人気1着
エルフィン
2人気1着
11 ハッピーグラス 17人気8着 フローラ
8人気4着
忘れな草
7人気2着
11 ハブルバブル 4人気9着 桜花賞
4人気9着
フラワー
1人気2着
11 メデタシ 9人気11着 桜花賞
11人気4着
チューリップ
6人気3着
11 グルヴェイグ 3人気14着 矢車賞
1人気1着
エルフィン
3人気3着

桜花賞はアユサンが勝利。オークスへ向けての桜花賞の評価

桜花賞

1着 アユサン
2着 レッドオーヴァル
3着 プリンセスジャック

ペースが速くなった事で先行したクロフネサプライズには厳しい展開になり、中団からのアユサン、後方からのレッドオーヴァルで来まりました。

1,2着はどちらもディープインパクト産駒。昨年もジェンティルドンナとヴィルシーナのディープインパクト産駒が桜花賞で1,2着し、そのままオークスでも1,2着となりました。
人気など昨年とかちょっと違う部分もありますが、とにかく結果を残しているディープインパクト産駒ですからそのままという可能性もありそうですね。

今回の桜花賞をオークスに向けてという意味で捉えると、力のいる馬場で速いペースになった阪神1600ですから底力を問われるレースになったと思います。
上位の力はオークスでもそのまま評価してもいいのではないでしょうか。

ただオークスが今回の桜花賞のように前傾ラップで消耗戦になる事は少ないので、レースの質は全く違うものになりそうです。
例年、距離適性というよりは折り合いとキレが大事なレースですから、このペースでも前へ行ってしまったクロフネサプライズなどはやや不安が残りますね。
あとは厳しいレースになった事で、ここの疲労も考慮した方がいいかもしれません。賞金的にトライアルを使う必要のある馬はもちろんですが、トーセンソレイユなど体質にまだ弱さを抱えている馬は中間にも注目ですね。